ツール・ド・フランス 第5ステージ
今日は平坦ステージ。天候は雨が降ったりやんだりして風が強いという選手には辛い天候です。
チームTTの後ということで集団が活性化しないため、大逃げを打つ選手が出るケースが多いですが、そのようになりました。
スタートから16km地点で飛び出して逃げ始めたのは以下の5人の選手。
オグレディ
バックステッド
ボエックラー
カザル
ピール
以上5人。ピールは今日も逃げます。全長200kmのコースで16km地点で逃げを打つということは残りの180km強を逃げ切る自信と勇気があるということ。その度胸、勇気、自信に敬意を表します。
某巨大掲示板スカパー実況板でこの逃げの様子を知ったのですが、あっという間に10分以上の差が開きますた。
JSportsの中継が始まる頃には12分前後の差。
番組クイズは「今日のステージ優勝は誰?」というものでした。まだ残り100km以上あるわけで、風も強いことだし、いずれは集団に吸収されるであろうと読みました。マイヨベールを狙える位置にいるハスホフトか総合争いからすこし遅れ気味のモローにするか悩みましたが当たった場合の倍率が低そうなモローに投票します。
協力しながら順調に逃げ続ける5人。 そして一方、集団は今日も落車が頻発します。いずれの選手も、リタイヤに至るような大きな怪我はなく、集団に復帰していきます。
淡々と逃げる5人。そして集団。集団は強風に悩まされながら、USポスタルがコントロール。アームストロングのライバルたちも動かないため、この集団は逃げグループの追撃をしません。逃げる5人に大きく有利な展開となりました。
のこり50km、30km、20kmと残り距離が少なくなりますが逃げグループと集団との差は12分前後をキープしたまま。となると逃げている5人の中でステージ優勝を争うことになります。
残り10kmでバックステッドがアタック! 5人の協力関係が崩れアタック合戦の開始です。
果敢に何度もアタックをするボエックラーこれをチェックしてアタックをつぶすピールやオグレディ。のこり1kmでも5人は固まったまま。ここで足を使い切ったバックステッドが献身的なスパートをし残り4人をゴール地点まで運びます。(バックステッドに拍手!)
最後はピールとオグレディの勝負になりますがオグレディが抜け出しゴール!
98年以来のステージ優勝を手にします。2位ピール、3位カザル、4位ボエックラー、5位バックステッド。
この後、12分33秒遅れで集団がゴール。
その結果、マイヨジョーヌは若きフランスチャンピオン「ちびっこ」ボエックラーが手にします。久々にフランス人の手に渡ったマイヨジョーヌ。彼も子供の頃から夢見ていたであろうマイヨジョーヌに初めて袖を通します。おめでとう! 「王者」アームストロングとの差は9分35秒。 しばらくの間、マイヨジョーヌはこの青年がそでを通すことになるでしょう。
非常に見ごたえのあるステージでした。
今日もすばらしいレースが見られますように。
今日の農協チーム:
ハスホフトが総合94位(5分28秒差)、モローが総合107位(5分58秒差)
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Comentarios
しびれましたねー。
バクステッド、漢だわぁ。
やっぱり皆プロですよね、魅せてくれます(^^)
おかげで毎晩コーフンして眠れません。
publicado por: マージ | julio 09, 2004 13:09
バックステッドは最後かっこよかったですねー。魅せるレースをするのもプロの仕事ですよね(^^
publicado por: nicenature | julio 09, 2004 15:57