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abril 05, 2004

スターラスター

【スターラスター】
ファミコンソフト。1985年発売。初のnamcotブランド製品。

説明書序文より:

スターラスターは、ナムコがお送りする本格的3D(3次元)スターアドベンチャーゲームです。リアルな画面、スピード感、戦略ゲームの要素を取り入れた奥深いゲーム性、無限の宇宙を飛び交い敵と戦う壮大なゲームストーリー。今、全宇宙の希望をかけて、スターラスターの発進です

ゲームの詳しい説明はいろいろなWebサイトで紹介されていますのでYahoo等で「スターラスター」で検索してみてください。
中学の時に友人宅で初プレイしました。
友人からは「クソゲーだよ」と聞かされていたのですが説明書を読んで脳味噌に衝撃が走りました。
なんとファミコンソフトでありながら、X・Y・Zの座標軸の概念がある立派な3Dゲーム(疑似ですが)だったのです。
発売時期から考えるとROM容量は64KBか128KBくらいでしょう。そんな小さな(もちろん当時としては結構な容量です)プログラムのゲームでありながら、スターラスターで飛ぶ宇宙には無限の広がりを感じました。

ゲームをスタートさせると、オープニングメッセージと共に、ファンファーレが高らかに鳴り響きます。
メッセージは全文がいっぺんに出てくるのではなく一文字づつタイプされて表示されます。SFの基本ですね。
これだけで気分が高揚してきます。
3和音しかだせないファミコンですが、スターラスターの音楽は非常に秀逸です。
オープニングのファンファーレが終ればTVから流れてくる音はコクピット内のSEのみ。
窓の外には数々の星が瞬く宇宙と無音の世界です。
計器類の操作の音。
エンジンの音。
自機のビームの発射音。
敵機体の飛ぶ音(スターウォーズやガンダムなど、娯楽作品の宇宙では音があるのです)。
爆発音。
BGMなんてありません。
当時の普通のゲームに比べても非常に静かなゲームです。渋いです。
そんな中、敵の誘導弾をかいくぐり、自機の二門のビーム砲を敵に叩き込みます。

ゲームの目的を説明書より引用:

今この宇宙は、深刻な運命にさらされていた。次元を越えて侵略して来た「バッツーラ」と呼ばれる種族がビッグバン(宇宙の始まりの状態)を再び起こさせるというのだ!キミの運命は、「バッツーラ」からこの宇宙を救うことにある。

スターラスターの世界はボスコニアン戦争の後の世界。
そう、ギャラクシアンから連綿と続くあの世界です。
ゲーム中に出てくる味方基地はボスコニアンのあの六角形の基地。
古くからのnamcoファンには色々と想像をかき立てられるシチュエーションです。
プレイヤーはこの宇宙で敵を倒し、味方を救い、7つの鍵を探し出して暗黒星団を目指します。

目出たく暗黒星団を探し出し、ディスラプター(BOSS 一撃でスターラスターを撃破出来る誘導弾を撃ってくる)を打ち倒し、バッツーラを撃退すると、クリアのファンファーレと共に自機がワープを開始します。

このファンファーレがまた非常に素晴らしく、任務の達成感を満たしてくれます。一度これを聞くと、何か変な脳内麻薬が分泌され、またスターラスターをやろうという気になってしまいます。

ワープアウトと同時にファンファーレが終了。およそ30秒弱のエンディングです。
そして成績発表に画面がかわります。
スタッフロール等はありません。
成績に応じて40段階の階級表示と3種類のファンファーレが鳴ります。
最高級の階級は「MARSHAL OF FORCE PARAGON」
1時間弱の、人類の存亡をかけた死闘の末に得られる最高の称号です。

その記録はカセットの中に記録される訳ではありませんが、そのStarLuster(輝ける星)はプレイヤーの胸の中に燦然と輝く勲章です。

スターラスターは誕生から19年経とうとしていますが、ゲーム中で使われているファンファーレ(そう、ファンファーレです。管弦楽ではなく吹奏楽。軍隊の音楽の基本です)と共に、未だ私の胸の中で輝きを放っているゲームです
現在ではnamcoからiアプリで配布されています。

※ゲーム内の音楽もi-Modeで配布されています。但し2和音ですので当時を知るものとしてはちょっとがっかりしてしまう音だったりします。

#2004.04.06 追記 携帯着信音に関して。家に帰ってよく聞いてみたらちゃんと3和音でした。でもオリジナルとは違う音ですね。ちょっと違和感があります。

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